田中会計税理士法人

当社は主に自動車などに用いられる電子部品の検査を業務としています。
 小さいものでは小指の爪ほどのサイズの接続部品の通電検査などもしております。

 私はもともとこの業界の会社で働いておりまして、
ある年齢に達したとき、将来のことを考え思い切って社長に
「のれん分けをしてください」とお願いしたのです。

 幸い夫が自分の職場を早期退職したのを機に
事業を手伝ってもらうようになりました。

けれど、私も夫も経理のことが全然わからない。
すべてを任せられるベテランの経理を雇えばいいのでしょうが、
 信用問題や賃金のことを考えると、
いっそ専門家に完全に経理部門をアウトソースして
私たちは本業に専念したほうがよい、と判断したのです。

まだ夫が以前の職場にいた頃にふとした縁で田中先生とお知り合いになりました。
とにかく第一印象は「ユニークな先生だなぁ」ということでした。
 第一、発想がまるで違います。
どう考えても税理士事務所の社長さんの発想ではありません。

 後々お話を伺っていくと、先生はご苦労して若い頃に開業なさり、
 事務所の経営以外にもいろいろな事業を展開しておられます。

その経験から事業家的なセンスを身につけられたのだということがわかりました。

 税理士というと、普通はいい大学を出て難しい試験に合格したエリートという印象がありました。
しかし田中先生についてはそういったエリート臭がまるでありません。
 気さくで話もわかりやすいのです。

 事務所にお伺いすると、経理関係以外の本が膨大にありまして、本当に多彩な方だと関心しました。
いろんなものに興味をもって、夢中になって取り組んでいかれる方です。

勉強会などにも参加させていただくことがありますが、集まるのはほとんど他業種の皆さんです。
 世の中の動向もわかって刺激を受けます。

 例えば建設業界のお話を聞いても「赤字の会社はこうで、
 黒字の会社はこうだよ。
どうして黒字のほうに行かないの？」などと言われると、
 自分の業界にもあてはまる話だなと思ったり、
 世の中にはこういう考え方で動く業界があるのかと
見聞が広がることもあります。

 先生のお話はビジネスにまつわるものだけではなくて、
 一般教養的な話題が混じることもります。
 例えば「梅雨というとすぐに私たちは6〜7月の入梅を思い浮かべるけれど、
 実は梅雨というのは年に四回あって、春の菜種梅雨、夏のいわゆる梅雨、
 秋の秋霖（しゅうりん）梅雨、そして晩秋の山茶花梅雨（さざんかづゆ）というものがあるんだよ」
などというお話が印象に残っています。

 私たち経営者は日々の経営にばかり気をとられて教養を磨いたり
人生を楽しんだりすることをおろそかにしがちだけれどそれではいけないよ、という教えなのだと思います。

 常に好奇心の目を周囲に向け、人としても自分を磨いていかなくてはならないということを
先生は実践されているようです。

税理士事務所としてのタックの魅力は、コンピューターの導入が早かったので
他社に比べて古くからの資料がデータとして蓄積されているということ、
給料計算からすべてをおまかせしているので私たちは仕事に専念できるということ。

そして先生が自ら商売に挑戦しておられるので、
経営者の気持ちをよくわかってくださるという点などでしょう。
自然とアドバイスを聞く態度も真剣にならざるを得ません。

それにしてもやはり先生の素顔、人柄という要素が一番大きいようで、
身構えることなく素直に頼ることが出来るのです。
「実はねぇ…」と本当の話をしても抵抗なく受け止めてくださいます。

最後にひとこと、どうしても付け加えておきたいことがあります。
それはタックのスタッフの皆さんがすごく頑張っていること。

当社の直接の担当者は長山さんという方なのですが、
とても親身で熱心に仕事をしてくださいます。
私たちはついつい何もかも長山さんにお願いしてしまうのですが、
先生はそれを見ていて、長山さんの負担になり過ぎないよう、
テキパキと専門スタッフに仕事の割り振りをなさって、
さらに仕事が早くなるのですね。

おかげで、私たちは好きな仕事に安心して専念することが出来ます。

夫のほうはこれから農業関係の仕事に関心があるようで、
私も今まで夫に協力してもらったのだから、今度は私が協力してあげたいなと思っています。

これからも田中先生にご相談しなくてはならないことがたくさんありそうですが、よろしくお願いいたします。